辛抱しろ!では辛抱できない。

今朝のニュースで、

「米百俵の精神」

が取り上げられていました。

 

これは、長岡藩の藩士・小林虎三郎の教育にまつわる故事です。

長岡藩が、北越戦争で敗れ、とても厳しい状況のときに、
支藩である三根山藩から、百俵の米が贈られてきます。

これで生活が楽になる…、多くの人がそう思ったとき、

小林虎三郎は、それを食べることを許さなかったのです。

 

その米は売却して、学校をつくることを提案し、推し進めました。

「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、
教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」

現在の辛抱が、将来の利益につながる。
このことを教えてくれる物語として、今も語り継がれています。
小泉元総理も、所信表明演説で引用していましたよね。

 

この物語で、とても大切なことは、
今、辛抱すればどうなるのか?
明るい未来がイメージできているかどうか、
ということです。

 

ただ単純に、

「辛抱しろ! 我慢しろ!」

では、多くの人は納得しません。

 

そこに、

明るい未来があるからこそ、
辛抱したり、我慢できたりするのです。

 

これは経営でもまったく同じです。

「売上を伸ばせ! コスト削減しろ!」

そういうだけだと、明るい未来は描けないですよね。

 

売上を伸ばすと、どんないいことがあるのか?
コスト削減すると、どんないいことがあるのか?

 

これらをしっかりと描けるように、伝えることができたなら…、
従業員は頑張ると思いませんか?

 

でも、
これを社長がいうと、
胡散臭くなったり、いやらしくなったりすることがあるのです。

 

そこで、
私たち、税理士や社外CFOの出番です。

 

社外の者が、客観的な事実をいうことで、

「あ~、そうなんだ…、頑張ればこんないいことがあるんだ…」

そう素直に聞けたりするもんなんですね。

社内の人だからこそ、できること。

社外の人だからこそ、できること。

これをしっかりと見極めて、
適材適所で行うことで、
企業の成長スピードはかなり変わってくるのです。

 

 

 

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