上場という病。

”メルカリ、多角化失敗”

 

上場から1年、
メルカリのこんな記事を目にすることが増えてきました。

 

Amazonのようなプラットフォーマ―を目指して立ち上げた
新事業から撤退し、
土台となるフリマと金融に投資を絞る戦略に転換するとのこと。

 

上場病ともいうべきか…、

 

上場するとお金が入ってくるわけですが、
その入ってきたお金をどう使うのか?

 

使わないと、「何で上場したんだ!」と言われ…、

使って失敗すると、「何で投資したんだ!」と言われ…、

 

何事も、”何かを得れば、何かを失う”

 

上場すると、

”株主の期待に応える”という義務も

もれなく付いてくるのです。

 

そんな中、

決断しなければならない社長のプレッシャーの大きさは、
計り知れません。

 

今回のメルカリも、
上場した意味を追い求めてか、
いろいろ投資するも、うまくいかず…。

 

でも、

 

ズルズルいかずに、早めに撤退を決断。

 

1年で撤退するのも、勇気が要ったと思うのですが、

”選択と集中”

本業のフリマ事業に集中する決断をしました。

 

私は、
この決断は正しいのではないかと思っています。

 

上場企業と中小企業とでは、
事情がちょっと違いますが、

あれもこれも手を出して、どても中途半端になるよりは、
まずは一点集中、
本業に力を入れるべきです。

多角化は、そのあとでも遅くはありません。

 

まずは、本業に集中して

”強い会社をつくる”

ことが先決です。

 

強い会社の定義は、人それぞれですが、

たとえば、

 

・経営理念やビジョンが徹底され、浸透している。

・他社に比べて遜色ない財務力がある。

・差別化できている。

・社長個人ではなく、考え方が求心力となっている。

 

など、

こんなことが出来ているか否かを
チェック項目にしてみるのもひとつです。

 

メルカリの場合はどうでしょう???

 

差別化という点では、
まだちょっと…、という感じですかね。

 

ということで、

”何にお金を使うのか?”

 

なければないで、

あったらあったで、

悩みのタネになるお金というのは、
本当に厄介なものですね…。

 

まぁ、

どうせなら、ある方で悩みたいものですが…。

 

そのお金という点でいうと、
いま、日本の上場企業はお金を持っています。

 

2018年度は、
設備投資やM&A(企業合併・買収)に、
約52兆円使ったそうで、この額は過去最高とのこと。

 

”ため込む戦略”から、”使う戦略”へ。

 

切り替わりつつあるようですが、
何に、いくら、どう使うのか?

 

その使い方が注目されます。

 

 

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