入ってみたいけど、入れないお店。

昨日のブログでは、
「餃子の王将」について取り上げました。

 

ちょっと振り返ってみましょう。

 

「餃子の王将」は、
営業時間短縮による売上減から回復し、
創業50年の昨年には、過去最高の売上高を更新したのですが、

その要因のひとつが、

”王将調理道場”

の設置でした。

 

「餃子の王将」のネックのひとつであった、
店舗による味のバラツキをなくすために、
王将調理道場で、料理の技術と、料理の心を伝授することにしたのです。

 

つまり、
教育に力を入れたということですよね。

 

ただ、
それだけでは、売上アップの対策としては不十分です。

 

ということで、

 

今日のメルマガでは、
もうひとつの売上アップ対策について取り上げていきたいと思います。

 

では、いきましょう。

 

もうひとつの売上アップ対策、

それは、

”新しいお客さまに、既存の商品を売る”

という戦略です。

 

経済学者のピーター・ドラッカーがいうところの、

”機会の追及”

ですね。

 

具体的には、
女性客・年配のお客様層を狙った店舗展開を始めました。

 

それが、

”GYOZA OHSHO”です。
オシャレな外観に、オシャレな店内、

落ち着いた雰囲気に、

ゆっくりな接客、

 

などなど、
女性でも入りやすい、
年配のお客さまでも入りやすい店舗展開を始めたのです。

 

既存の「餃子の王将」は、
どうしても、”男性客”のイメージがありますよね。

 

女性ひとりでは、
なかなか入りづらい感じがあったと思うのですが、

新しい店舗展開をすることで、
今まで逃がしていたお客様層の取り込みを行ったのです。

 

店舗はまだ6店舗ですが、
今後の「餃子の王将」にとって、
大きな柱のひとつになっていく可能性が十分にありますよね。

 

今回の「餃子の王将」の売上アップ対策、

”新しいお客さまに、既存の商品を売る”

は、どんな業種でも当てはまる対策です。

 

これ以外には、

”既存のお客さまに、既存の商品を売る”

”既存のお客さまに、新しい商品を売る”

”新しいお客さまに、新しい商品を売る”

考え方としては、全部で4つあります。

 

このうち、
優先すべきは、”既存のもの”

 

つまり、
既存のお客さま、既存の商品を活かすことです。

 

せっかくお客さまになってくれたのだから、
もっとそのお客さまのお役に立てないか?

 

せっかく開発した商品を、
もっと多くの人に買ってもらえないか?

これらを考えることが第一ということです。

 

ただし、
それだけだと、先細りは見えているので、
新しいお客さま、新しい商品のチャレンジも忘れてはいけません。

ここが企業経営の難しいところなんですよね。

 

言葉にすると、

”成長と安定のバランスをとる”

ということです。

 

安定だけでもダメ、成長だけでもダメ、
経営者は、その舵取りをしていかなければならないのです。

 

どんな業種・業態でも、
一生安泰ということはありません。

成長と安定のバランスをとる意識が
大切なんですね。

 

 

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