個人事業主化と組織力の関係。

前回のブログでは、タニタの働き方改革について、取り上げました。

 

タニタの働き方改革は、

簡単に言うと、
従業員を、”個人事業主”にして、
自由に働いてもらうというものですが、

そこには、
税務上のリスクがあるというのを話をしました。

 

今回は、
もうひとつの懸念事項について取り上げてみたいと思います。

 

ではいきましょう!

 

もうひとつの懸念事項とは、

”組織の崩壊”

です。

 

今までは、”従業員”

会社に雇用されている立場だからこその
”会社愛”というものがあったと思うのです。

「私は、タニタの従業員です」

という誇りとか、プライド。

タニタブランドが、組織力につながっていたと
勝手ながら思います。

 

しかし、
従業員ではなくなり、”個人事業主”になると、
文字通り、中心は個人、

つまり、自分中心になります。

 

厚生年金から国民年金に、
将来の退職金もなくなり、
自分でしっかりと稼いでおかなければなりません。

 

老後資金2,000万円不足問題などもあり、
ますます不安な中、
会社ファーストの精神はどうなるのか?

 

個人事業主として、
タニタ以外でも、もっと稼がなければ!

そう思っても、何の不思議もありません。

 

もちろん、あのタニタですから、
よくよく検討しての個人事業主化だと思います。

上記の問題もクリアしての導入だとは思いますが、
組織力という点では気になるところです。

 

というのも、

私の修業時代のクライアントで、
個人事業主化をしたところがあったのですが、
うまくいかなかった例があるのです。

 

社長が思う、”自由”と、

従業員が思う、”自由”が、

あまりにも違い過ぎたんですね。

 

立場が違えば、考え方が違うのが常ですが、
自由を履き違えた組織は、
徐々に崩壊していき、

結局、倒産したという話を、
後から人伝に聞きました。

 

まぁ、

この話は、今から十数年前ですから、
今とは世の中の環境も、人の考え方も、
何もかも違うので何とも言えませんが、

個人事業主化は、
私個人的には、ハードルが高いと思っています。

 

ということで、

タニタの働き方改革は成功するのでしょうか?

 

タニタ外部の人間には、
細かい仕組みまで知ることはなかなかできませんが、
いろいろと情報を集めて研究していきたいと思います。

 

 

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