超現場主義経営。

”他社の店舗には行かない”

 

カレーハウスCoCo壱番屋の創業者である
宗次徳二さんは、
徹底した現場主義経営を行いました。

 

早朝から深夜まで店舗を回る毎日。

駐車場に、たばこの吸い殻やゴミは落ちていないか?

店舗周りに雑草は生えていないか?

スタッフは笑顔で接客をしているか?

店内の清掃は行き届いているか?

など、
細かくチェックしたそうです。

 

チェックするだけでなく、

「マイほうき」と「マイちり取り」を持ち歩き、
気になるところは、自ら掃除していたとのこと。

 

そんな宗次さんですが、
他社のカレーショップには足を運びませんでした。

 

その理由をこう説明しています。

 

「よその店に行く時間があるならば、
自分の店を何度でも回り、課題を見つけるべきです。

現場回りはどれだけ続けても、
これで終わりということはありません。

現場に行けば、必ず課題が見つかります。
それをひとつずつ潰していく。

この積み重ねが、
1,000店を超えるチェーンの実現につながったと思います」

 

これには賛否はあると思います。

どんな業種であっても、
他社の研究が必要なことは間違いないからです。

 

しかし、

中途半端にやるぐらいならやらないほうがいい。
まずは自社の店舗回りを徹底的に行い、課題を見つけ、改善する。

 

要は、徹底の差ですよね。

宗次さんは、徹底的に自社の店舗回りを行ったことが
成果につながったんだと思います。

 

さらには、

各店舗にアンケートはがきを設置し、
店舗回りでは気がつかない情報の収集も行いました。

 

毎朝4時55分に出社し、
アンケートはがきに目を通す。

 

そして、
そのアンケートはがきをコピーし、
宗次さんの思いを書き込み、
その店舗にFAXをする。

 

やはり、徹底しているんですね。

 

アンケートを取る会社の中には、

”取ることが目的になっている”

場合があります。

 

当たり前ですが、
アンケートは取ることが目的ではなく、
アンケートで頂いた意見を有効に活用することが目的ですよね。

 

つまり、
アンケートは、あくまで手段ということです。

 

でも、
その手段が目的化している会社があるんですよね…。

 

私が以前勤めていた会社でも、
アンケートを取るんですが…、

まさに取ることが目的になっていました。

 

そこが許せなかった、
当時、まだ若かった私は(!?)、
上司に食ってかかったことがあります。

 


「アンケートで意見を頂いたので、
動きたいのですが、よろしいでしょうか?」

 

そのときの答えは、
今でも忘れられません。

 

上司
「役員の人たちの手を煩わせることになるから
動かなくていい」

 


「・・・」

 

「あぁ…、この人に何を言っても無駄だな…」

と思って
勝手に動いたのは言うまでもありません。

 

まぁ…若かったのでね。

今ならもっとうまくやれますが、
当時は難しかったですね…。

 

ということで、

CoCo壱番屋の創業者である宗次徳二さんの
経営手法「超現場主義」は、
いろいろな業種で応用できると思います。

 

経営コンサルタント・一倉定さんの

「穴熊社長になるな!」

という言葉があります。

 

現場に出て、現場を見て、改善点を見つける。
会社の社長室に閉じこもっていては経営はできないのです。

 

しかし…、

 

社長室は居心地がいい。

現場に出れば、怒られることもある。

 

楽な方ばかりを選んでいたら…、

 

気づいたときには、
手遅れということも十分にあり得るのです。

 

 

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