目的と手段

私のプロボノ活動である「なのはな簿記部」

名前の通り、
簿記を教えているのですが、
資格取得が目的ではありません。

 

「なのはな簿記部」の目的は、次の6つ。

1.人生の選択肢を広げる。

2.学ぶ喜びを知る。

3.小さな努力を積み重ねる。

4.教える喜びを知る。

5.会計を通して社会に貢献する。

6.誰かの希望になる。

この目的を達成する手段のひとつとして、
簿記検定試験を受検し、合格を目指しています。

 

この「目的」と「手段」をはっきりさせることは
とても大切です。

 

さらにいえば、
はっきりさせるだけではダメで、
履き違えないように、常に意識することが大切です。

 

「なのはな簿記部」でいえば、
検定試験が近くなってくると、
どうしても「資格取得」が目的になってしまいがちです。

手段が目的化すると、訳がわからなくなっていくので、
毎回授業の最初に「なのはな簿記部の目的」を確認しています。

 

先日、「働き方改革」の一環で、
「ノー残業」に取り組む企業の
ドキュメンタリーを見ました。

 

ノー残業の目的は、

「人生を豊かにする、幸せになること」

だと思います。

まぁ、
企業としては、コスト削減という思惑は、
もちろんありますが…。

 

ノー残業のためには、

”無駄な” 残業をしないで、早めに帰れる環境をつくる

必要があります。

 

早めに帰れる環境は、

「残業するな、帰れ!」

といっただけでは、難しいですよね。

 

そこで、

「プレミアムフライデー」

とか、

「ノー残業手当」

とか、

いろいろな手段が考えられています。

 

ですが…、

 

手段であるはずの
「プレミアムフライデー」や「ノー残業手当」に、
ノルマを課せられた瞬間に、
それが目的化していきます。

 

「プレミアムフライデーの取得率が下がってるぞ!」
「接客時間が長い! このままでは残業だ!」
と部下に怒ってみたり、

まだお客さまが残っているのに、
早く帰れと言わんばかりに片づけ始めたり…、

あっ、これは昔からやってるところがあるか…。

 

何事も、

「目的」と「手段」を履き違えてはいけません。

定期的に、「目的」と「手段」を確認するようにしましょう。

 

あなたには、
手段が目的化していること、ありませんか?

 

 

なのはなファミリー
http://nanohanafamily.main.jp/

※プロボノ活動とは…、
各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして
社会貢献するボランティア活動全般のこと。

 

 

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