業界全体で考えてみる。

”あなたの商品・サービスは、
他社と、どこが、どのように違うのでしょうか?

 

この質問に明確に答えられたあなたの会社は、
おそらく儲かっていることでしょう。

 

対して…、

 

この質問に明確に答えられなかったあなたの会社は、

もしかしたら…、
苦戦しているかもしれませんね。

 

 

”明確な差別化”

これは、誰もが重要だと分かっていることだと思うのですが、
なかなかどうして、難しい問題です。

 

 

もし差別化ができていない、あるいは、考えたこともない(!?)

なんて方がいたら、
まずは、”QPS”の違いを考えてみてください。

 

QPSとは、

 

Quality:品質

Price:価格

Service:サービス

 

のことです。

”Service”については、その他のSでもあると、
師匠の小宮一慶さんに教えて頂きました。

 

 

あなたの持っている強みは何か?

あなたの強みが活かせるお客さまは誰か?

お客さまが、本当に求めているものは何なのか?

 

これらのことも考慮して、
あなたの商品・サービスのQPSを考えてみてください。

 

 

そして、

 

そのどこで差別化ができるのか?
勝負できるところを明確にするのです。

 

QPSの分かりやすい事例としては、
一昔前にあった”牛丼戦争”がありますね。

 

吉野家、松屋、すき屋、
これらのお客さまは、QPSのどこを重視していると思いますか?

 

 

 

はい、その通り!
おそらく ”P” の価格ですよね。

 

 

だから、

ライバルが値下げをすれば、
自社も値下げで対抗しなければならない。

 

現に、値下げをしなかったお店は減収になった、
なんていう新聞報道もありましたよね。

 

まずは ”QPS” の違いを考えてみてください。

これは自社のことはもちろんですが、
ライバルの動向にも注目する必要があります。

 

そして、

 

強力な差別化のために大事な考え方があります。

 

 

それが、

 

”業界全体で抱えているクレームを解決する”

 

という発想を持つことです。

 

 

多くの会社は、業界全体のことを考えていません。
自社のことばかり考えています。

 

 

ひとつ、師匠の小宮一慶さんに教えて頂いた事例をご紹介しましょう。

 

その会社は、成人式の振袖を取り扱っています。

 

みなさんご存知の通り、成人の数は年々減少していますよね。
今年の新成人は123万人、うち女性は60万人でした。

ちなみに、
私が成人したとき(え~と、かれこれ25年ぐらい前…)が199万人、
うち女性が97万人ですから、
確実に市場自体は縮小していることが分かりますよね。

 

でも、
そんな中、その会社は、年々売上を伸ばしているのです。

 

では、なぜ、
市場縮小の中、売上を伸ばすことができたのか?

 

 

その理由が、

 

”業界全体で抱えているクレームを解決したから” 

 

です。

 

 

振袖の業界全体のクレーム、
それは何かというと…、

 

”柄がかぶっている!”

 

ということでした。

 

 

そこで、
独自の柄で振袖をつくり、
同じ会場に、同じ柄の人がいないようにしたのです。

 

 

そうしたら…、

お客さまが殺到!

 

 

それまでは、

誰もが、ある意味仕方ない…、そう諦めていたことを解決したことが、
明確な差別化となったのです。

 

 

最後に、もう一度聞きますね。

 

”あなたの商品・サービスは、
他社と、どこが、どのように違うのでしょうか?

 

これは真剣に考えて、そして、実行するべき
大事なテーマなのです。
 

 

 

 

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