198円のスイーツ、1,000円のスイーツ。

”まずは美味しいものをつくる”

うまくいかないスーパーマーケットが多い中、
高いのに、繁盛しているスーパーマーケットが

「成城石井」です。

店舗数は10年前の3倍(164店舗)、
年商は2倍の859億円!

 

成城石井の社長は、
数々のヒット商品を生み出した現役バイヤーでもある原昭彦社長です。

 

デフレ経済真っ只中の日本で、
高いのに、売れるスーパー。

 

では、なぜ高いのか?

 

原社長の回答は、

「まずは美味しいものをつくることに集中する。
原価はそのあと考える」

でした。

 

たとえば、
スイーツは、198円を超えると、途端に売れ行きが落ちるそうですが、
成城石井では、500円、800円、1,000円など、
業界の常識では考えられない強気な値段設定をしています。

 

この強気な値段設定ができるのも、

「まずは美味しいものをつくることに集中する。原価はそのあと考える」

という基本的な考え方があるからです。

 

一般的な考え方は、

「198円を超えると売れないから、198円で売れる商品をつくる」です。

これも考え方のひとつですが、
この考えでは、当然ながら、使える原価に制限が出てきます。

「もっといい食材を使いたいけど…、コスト的に合わないな…」

そうなってしまい、求めていた味よりは落ちてしまう…。

 

もちろん、消費者が望む198円のスイーツをつくるという戦略も有りです。

198円で、可能な限り美味しいスイーツをつくり、
お客さまに喜んで頂くというのも立派な戦略です。

 

つまり、

”高いからいい、安いからダメ”

というのではなく、
どの方向性で行くのかを決めることが重要なんですね。

 

「成城石井」は、高価格帯でも、美味しいものを提供する、という方針を示し、
消費者にも、それを浸透させました。

 

お客さまには、

”成城石井=高級”

という意識が浸透しているので、多少高くても、

「まぁ、成城石井だからね…」

と納得して買っていきます。

これって、実はスゴイことですよね。

 

方向性を決めるのは、勇気がいることです。

デフレ経済真っ只中で、”高級路線”

うまくいくとは、なかなか思えないところを貫き通した結果ですよね。

 

このことは、どんな企業にも言えることです。

会社の方向性を決めて、その方針を貫き通すことで、
その会社”らしさ”が手に入るということです。

 

その昔…、

 

ユニクロが、野菜ビジネスに手を出して失敗したことがありましたが、
それは、ある意味、”らしさ”を認知されていたということですよね。

”ユニクロ=低価格衣服”なのに、なんで野菜???

 

あなたの会社の”らしさ”は何ですか?
あなたの会社は、周りからどう思われていますか?

 

”らしさ”が見つかれば、
それが会社の強みになるのです。

 

 

 

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