高収益企業の”高収益”って何?

突然ですが、

 

営業利益率(売上高に占める本業で稼いだ利益の割合)が、
30%以上の高収益な

”上場企業”

って、
日本に何社ぐらいあると思いますか?

 

ちなみに…、

日本に、上場企業数は3,676社あります。

 

ちなみに…、

中小企業の場合は、

 

営業黒字を出している会社が、全体の64.7%

営業赤字を出している会社が、全体の35.3%

 

という状況で、
営業利益率がマイナス…、

つまり、

本業で赤字を出している会社が35.3%もあるのです。

 

上記を踏まえて、

さぁ、どうですか?

 

営業利益率30%以上の高収益な”上場企業”は
何社ぐらいあると思いますか?

 

500社?

700社?

 

いやいや

1.000社?

 

答えは…、

 

日本でトップの市場である
東証一部上場企業(2,151社)で見た場合、

 

たったの62社

なんですね。

 

それだけ、

営業利益率30%というのは
スゴイわけです。

 

そんな中…、

 

営業利益率50%を超える企業が、
システム開発会社の

「オービック」

です。

 

私たち会計人にとっては、

「勘定奉行」

でお馴染みの会社ですね。

 

会計に携わっていない方でも、
歌舞伎役者が出てくる
あの独特のCMを観たことがある人は
多いのではないでしょうか?

 

そんな「オービック」の
2019年3月期の営業利益率は、

”51.2%”

ホントにスゴイ数字です。

 

この数字を叩きだすための戦略が

”逆張り”

 

大企業の大規模案件獲得を目指すのではなく、
中堅企業の基幹システムに特化する。

 

システム開発を外注に頼るのではなく
すべて社内で手掛ける。

 

営業は代理店を使うのではなく、
すべて自社ダイレクト販売。

 

中途採用が当たり前の業界で、
ほとんどが新卒採用。

 

SE(システムエンジニア)を専門職にするのではなく、
営業も経験させる。

 

すべてが、
システム開発会社の常識の逆をいく、

”逆張り戦略”

 

言い方を変えれば、

”非常識な経営”

ということですね。

 

中でも、
システム開発内製化の効果が大きかったようで、

 

”ノウハウが蓄積される”

”ノウハウが流出しない”

”開発スピードが上がる”

 

この好循環を生み出し、
業績アップに貢献したようです。

 

システム会社の多くは、
外注に頼る傾向があります。

 

それは、
外注の方が安く済む。

いざという時に、
正社員と違って切りやすい。

 

そんなメリットを期待してのことですが、

経営には、

”長い目で見る”

ことも、
時には必要です。

 

当然、正社員となれば、

社会保険や福利厚生、
掛かるコストは、外注の比ではありません。

 

それでも「オービック」は、

信念を持って、
コストの掛かる内製化に舵を切ったわけです。

 

”経営は決断”

信念がないと…、
コストの掛かる決断はなかなか出来ません。

 

特に、

「オービック」の”逆張り戦略”は、
常識の逆をいくわけですからね。

 

実行するのは、
こわかったはずですが、

その恐怖を乗り越えられたのは、

”信念”

があったからだと思います。

 

ということで、
今回の本題である高収益の定義についてですが、

 

私の考えとしては、
粗利益の20%程度の営業利益を出せれば
かなり優秀な企業だと思っています。

 

みなさんの高収益の定義はどんなものですか?
ちょっと考えてみましょう。

 

何事も定義が大切です。

 

定義さえ決まれば…、

あとは、

そこを目指して行動あるのみです!

 

 

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