世間は神のごときもの。

言わずと知れた経営の神様である
松下幸之助さん。

 

いまでも
松下さんの考え方をベースにしている経営者の方は
たくさんいらっしゃいます。

私もその1人です。

 

経営の原理原則というのは、
時代が変わっても
変わらないものなんですよね。

 

松下さんは
たくさんの名言を残されていますが、
そのひとつに以下のようなものがあります。

 

「世間は神のごときもの。
当を得たことをしていれば受け入れてくれる」

 

世間というのは、
お客さまのことですよね。

お客さまのために仕事をしていれば、
お客さまは受け入れてくれる。

 

至極当然のことですが、
これがなかなか難しい…。

 

パナソニック代表取締役専務執行役員の
樋口泰行さんは、

松下さんの経営イズムを
一番受け継いでいるであろう
パナソニックグループの社員でも、

”世間を見ずに、社内を見る”

内向きの文化になっていることがあると
インタビューで語っていました。

 

さらにインタビューでは
こんなことも語っていました。

 

「パナソニックを含め
日本企業を的確にあらわす言葉は、

”忖度文化”

どんなに強く、

”変わる”

と言葉にしても、
言葉の外にある雰囲気ばかりにとらわれ、

無言で順応していく

”負の復元力”

がどうしても拭えない」

 

負の復元力…、

なるほどですね。

 

社員の目線が、

世間ではなく、

社内に向いている。

 

だから、

どうしても他の社員の目が気になり、
変わるに変われない…。

 

松下さんが言っていた

「世間は神のごときもの。
当を得たことをしていれば受け入れてくれる」

とは、
どんどん離れていってしまうわけです。

 

では、

どうすればいいのか?

 

樋口さんは、
実際に変わろうとしている意思が
パッと見て分かる仕掛けづくりが大切だと
言っています。

 

パナソニックの社内カンパニーでやったことは、

・本社を大阪から東京へ移転。   

・オフィスをフリーアドレスに。

・服装を自由に。

 

意識を変えるのではなく、
具体的な行動から変えたんですね。

 

服装の自由化に取り組んでいる
企業が増えていることは
以前のメルマガでも取り上げましたよね。

 

やはり、

意識から変えるのは、
よっぽど出来た人物でないと難しい…。

具体的な行動から変えて
意識を変えていく方が
圧倒的に早いんですよね。

 

とはいえ、

樋口さんの方法も、
最初は反発が起こりました。

 

「なにチャラチャラしてんねん!」

そんな意見も出たとのこと…。

 

しかし、

少しずつ受け入れられて、

社内ばかり見ていた社員たちが、

”世間の目線”

に変わってきたそうです。

 

当たり前ですが、
始めないことには何も変わりません。

反発を恐れてはいけないのです。

 

ということで、

松下さんの考え方を受け継いでいるであろう
パナソニックグループでも、

”世間を見る”

お客さま思考というのは難しいのです。

 

もしも、

「忖度文化、内向き志向になっているなぁ…」

そう感じているのであれば、
何か思い切った行動をやってみましょう。

 

その具体的行動から、
何かが変わるかもしれません。

 

 

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