元旦休業も企業戦略のひとつ。
「幸楽苑」2018年12月31日新聞広告

「幸楽苑」2018年12月31日新聞広告

 

”2億円事件、今年も…”

昨年の今頃、
元旦を休業にすることを発表した
ラーメン店「幸楽苑」

 

”2億円事件。”

と題した新聞全面広告が
話題になりましたよね。

 

2億円というのは、
1月1日の売上のこと。

その2億円を失ってでも、
従業員を休ませる。

働き方改革で、日本のお正月を変える。
小さな事件になりますように…、

 

そんな思いからの

”2億円事件。”全面広告だったようですが、

幸楽苑は、
今年も元旦は休業するようです。

 

これに対して、

 

セブンイレブンをはじめ、
コンビニ各社はというと…、

 

フランチャイズオーナーたちの

「元旦ぐらい休ませろ!」

元旦ストライキを呼びかける声があって、
ようやく検討に入った感じです。

 

これについては、

世の中では、

”コンビニ本部が悪い”

 

そんな感じになっていますが、
私はそうは思えないんですよね。

 

そもそも論として、

”毎日24時間営業をする”

この条件の元、
フランチャイズ契約をしているはずだからです。

 

フランチャイズオーナーたちも、
それに納得したから、契約したわけですよね。

 

とはいえ、

”時代は変わる”

人口が減少し、
人手も、需要も減少。

 

これまでの、

・24時間営業

・年中無休

が時代に合わなくなってきたのも確かです。

 

だから、

”元旦休業”

 

大いに結構だと思うのですが、
どうやって休業するかも、
ひとつの企業戦略だと思うのです。

 

いやらしい話で恐縮ですが…、

 

休業するということは、
確実に売上は減るわけです。

この減る分を、どう捉えるか?

 

幸楽苑は、

おそらくですが、

”広告宣伝費”

と捉えたと思うのです。

 

「幸楽苑は、2億円を失ってまで、従業員を大切にします。
いい会社でしょ!!!」

 

ホント、いやらしい発想で申し訳ないのですが、
元旦休業をイメージアップに利用したわけです。

 

一方の、

コンビニ各社は、対応が後手後手。

 

仮に元旦休業をしたとしても、

”仕方なく認めた”

こんな印象で、
フランチャイズを気遣ってとは思えない。

イメージアップになりそうな感じはしませんよね…。

 

ということで、

元旦休業ひとつとっても、

 

”企業戦略”

 

どう休むかが重要なんです。

いい意味で、

”使えるものは何でも使う”

この意識がないと
スピードが早い時代の経営に
乗り遅れてしまうのです。

 

それにしても…、

主婦層に人気だった生活情報雑誌「saita」などを
発行していた「セブン&アイ出版」の清算も発表した
セブン&アイ・ホールディングスは
ちょっと心配ですね。

 

世の中の、
セブンイレブンを見る目が変わってきています。

果たして、コンビニ王者の交代はあるのか?

注目しましょう。

 

 

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