緊急事態宣言がうまくいかない理由。

4月8日、
新型コロナウイルス感染拡大による
緊急事態宣言が発令。

 

政府の目標は、

”人との接触を8割削減する”

 

人との接触を削減するというのは、

”人が移動しないこと、外出しないこと”

ある意味、これらとイコールです。

 

そこで、
緊急事態宣言が発令された
8日の移動状況を見てみると…、

 

 

 

東京駅を含む
丸の内地域では前年と比べ

”46%減”

 

新宿駅周辺では、

”37%減”

 

大阪駅周辺では、

”45%減”

 

減ってはいますが、
政府が目指す目標には
ほど遠い結果となっています。

 

この原因は、
私が思うに、とても単純です。

 

それは、

”政府の休業補償・休業支援が信用できないから”

 

一世帯30万円支給、

中小企業200万円支給、

個人事業主100万円支給、

 

聞こえがいい政策が耳には入ってくるものの、

「なんだかんだ文句をつけられて、結局、もらえないんでしょ!」

そう思っている人が
圧倒的に多いからだと思うのです。

 

私もそのひとりであることは、
言うまでもありません…。

 

ということで、

”自分で何とかするしかない”

だから、
移動するのです。

というか、

移動するしかないわけです。

 

今回の件は、
人間心理という面では、
とても勉強になりますよね。

 

たとえば、
中小企業によくある風景のひとつに、

「売上が上がったら、ボーナスはずむからな!」

という社長の掛け声がありますが、

これを信じている社員は、

”ほぼいない…”

これが現実だということです。

 

「調子がいいこと言ってるけど、どうせもらえないだろ…」

そんな風に、心のどこかで思わせてしまったら、
社長の掛け声は、逆効果ですよね。

 

では、どうすればいいのか?

 

その答えは簡単で、

”メジャラブルにする”

売上が上がったら…、
という曖昧な表現ではなく、

 

たとえば、

「前年同月の売上高○○○円の120%を達成したら、
前年を超えた20%のうち、10%を社員に還元します。
還元の計算方法は、かくかくしかじかで~」

みたいな感じです。

 

メジャラブル(=測定可能)な条件を提示することで、
社長は逃げられない。

つまり、

”頑張れば、還元される”

これが信じられる。

信じることが出来れば、頑張れるわけです。

 

ということで、

 

政府が、

”人との接触を8割削減”

 

これを、
本当に目指すのであれば、

”信じられる休業補償・休業支援をすること”

これがない限り、
安心して休むことなんて出来ません。

 

特に、中小企業・個人事業主は
言葉通りの死活問題なのです。

 

 

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