全従業員解雇のタクシー会社問題に思う。 

コロナショックによって
全従業員・約600名を解雇したことで話題となった
タクシー会社の特集をテレビで観ました。

 

改めて思ったことは…、

 

 

”社長と従業員の立場の違い”

です。

 

当たり前ですが、
立場が違えば、
考え方も変わる…。

 

東京オリンピックの好景気に乗って、
みんなで稼ぐぞ!

同じ目標に向かっていたときには
感じることがなかったギャップが、

 

東京オリンピックが延期になり…、

コロナショックで街から人が消え…、

 

苦しくなってくると、
それぞれの思惑が出てくるものです。

 

全従業員を解雇した社長の考えは、
売上が下がっていく状態での給料よりも、
失業手当の方が高くなる。

 

従業員の生活を守るためにも、
解雇するのがベストな選択。

 

この決断を支持する従業員もいれば、

当然ながら

反対の従業員もいる…。

 

反対の従業員は、

 

解雇するなら、
解雇予告手当を払うのが当然、

 

給料が減ってもいいから、
働きたい、

 

失業手当で何とかしろと国に丸投げで、
経営者は何もしていない。

 

そんな不満を抱えていたんですね。

 

では、

なぜ、苦しくなってくると、
意見が対立しやすいのか?

 

それは、

”情報の非対称性”

これがあるからです。

 

社長は、
当然ながら、
会社のすべてを知っています。

 

いまの預金残高がいくらで、

ランニングコストがいくら掛かっていて、

何ヶ月後には資金ショートする…、

 

しかし、

従業員は、
知っている情報が限られています。

 

たとえば、”お金”

これまで
何度かメルマガにも書いたと思うのですが、
従業員というのは、

 

”会社には無限にお金がある”

そんな思い込みがあるのです。

 

打ち出の小槌のように、
振ればお金が出てくる…、

極端に言えば、
そんな思い込みがあるんですよね。

 

だから、

 

給料が払えないとか、

給料が遅れるとか、

給料が減額されるとか、

 

そんな場面に遭遇すると、

「社長だけ、いい思いしてるんじゃないの…」

 

不信感となって現れてきて、
素直に話が聞けなくなるのです。

 

ということで、

オススメなのは、

平時から、

”お金の授業をしておく”

ということ。

 

給料はどのように払われているのか?

会社に利益を残さなければならないのはなぜか?

一人当たり、いくら稼がなければならないのか?

 

このあたりの教育をしていないと、
今回のタクシー会社のように、
揉めることになると思うのです。

 

あなたの会社では、
従業員に対して、”お金の授業”していますか?

 

明日は我が身。

いつ、タクシー会社と同じ状況になっても
不思議ではないのです。

 

 

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