稼いだ以上に使わない。

コロナショックによる世界経済の減速は、

”荷動き”

これに表れます。

 

景気が良ければ、荷動きは活発に、

景気が悪くなれば、荷動きは少なく…、

 

ある意味、
当然の因果関係ですよね。

 

ということで、

 

創業135年!

海運会社大手の日本郵船も
今回のコロナショックで
影響を受けました。

 

日本郵船の
長沢仁志社長は、
日経新聞のインタビューで
次のように答えています。

 

「この10年で稼ぐ力は落ちており、
将来を考えると、
営業CF(キャッシュフロー)を超える金額の
設備投資は危うい。

 

投資CFは、1,000億円以内に抑え、
自己資本の拡充にシフトしたい。

 

自己資本比率は、
一刻も早く30%を超え、
40%を目指したい」

 

ものすごく簡単に言えば、

”稼いだ金額以上に使わない”

ということですよね。

 

至極当然の話なんですが、
ビジネスでは
これが意外と難しい…。

 

というのは、

”未来投資”

ビジネスには
これが必要だからです。

 

現在のことだけを考えれば、

”稼いだ金額以上に使わない”

これは出来ると思いますが、

それだと…、

 

”ジリ貧”

になるだけです。

 

だからこその、

”未来投資”

 

未来も稼げるように

”いま”

投資が必要なんですよね。

 

そして、

その投資については、

”借入金で賄う”

ということが少なくありません。

 

銀行からお金を借りて、
未来投資をするわけですが、
借入金はあくまでも、

”他人資本”

 

他人のものですから、
返さなければいけないわけです。

 

つまり、

他人資本が多くなれば、
その分、返済も多くなる。

 

借り過ぎて、返せなくなれば、

”倒産…”

最悪のシナリオが待っています。

 

ということで、

 

返さなければならない他人資本と、

返す必要のない自己資本、

 

このバランスが
とても重要なんですよね。

 

では、

最適なバランスとは…?

 

気になるところですが、

これは、

ビジネスの仕組みによって変わってくるので
残念ながら一概には言えません。

 

たとえば、

”日銭が入ってくるかどうか?”

この違いだけでも、
最適なバランスは変わってきます。

 

日銭が入ってくるビジネスであれば、
誤解を恐れずに言うと、
とりあえずの延命は出来ます。

 

つまり、

多少、他人資本の割合が高くても
やっていくことが出来るんですよね。

 

ということで、

最適なバランスを明確にするのは難しいのですが、

逆に、

危険な状態であれば
ハッキリと言うことが出来ます。

 

それは…、

 

”自己資本比率10%以下”

言い方を変えれば、

”他人資本で90%以上”

 

この状態になると、
どんな業種でも危険水準になります。

 

あなたの会社の比率は
どうなっていますか?

 

もし、
自己資本比率が10%に近ければ、
早急に対策をしましょう。

 

なぜなら、

自己資本比率の改善には
それなりの時間を要するからです。

 

まぁ…、

 

よっぽどのお金持ちであれば、
会社にお金を入れれば済む話ですが、

そうでない場合には、

出資してくれる人を集めたり、

コツコツと利益を積み重ねたり、

時間が掛かるんですよね。

 

ということで、

まずは自社の現実を知りましょう。

現実を知るところから
すべてはスタートするのです。

 

 

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