粉飾決算はおいしい?

2019年10月に
創業100周年を迎えたオリンパス。

 

最近では、
カメラというよりは、
医療機器で業績を伸ばしていますよね。

 

そんな
オリンパスですが、

2011年に
ある事件が発覚しました。

 

それが…、

 

 

”オリンパス粉飾決算事件”

バブル崩壊後には、
他の多くの企業同様、
多額の損失を出したオリンパスですが、

その損失を…、

 

 

”隠した”

不透明なM&A(企業買収)で、
損失を他の会社に移し替える、

 

いわゆる、

”飛ばし”

という方法で、

10年以上の長期にわたって、
隠し続けたのです。

 

この損失隠しが発覚し、

当然ながら、

株価は暴落…、

 

株主に多大な損害を与えたわけです。

 

もちろん、

株主も黙っていません。

 

当時の経営陣らに
損害賠償を求め、
裁判となったのです。

 

そして、

その裁判に決着がつきました。

 

当時の社長ら
3人に対して、

総額…、

 

 

”約594億円の支払い命令!”

まぁ…、

払えるかどうかは別として…、

 

経営陣の責任の重さを感じる
判決ですよね。

 

ということで、

 

改めて学べることは、

”粉飾決算はおいしくない”

ということ。

 

最近でも、

持続化給付金や、
家賃支援給付金での
粉飾が問題になっていますが、

いつかはバレる…。

辻褄が合わなくなってくるんですよね…。

 

オリンパスのような大企業の場合は、
株価の問題から、
粉飾に手を染めることが多いと思うのですが、

 

中小企業の多くは、

”遅すぎる数字の把握”

 

これによって
行われるケースが多いと思っています。

 

決算になって
いざ数字を出してみたら…、

 

利益が多い!

あるいは、

利益が少ない!

 

”利益が多い”で焦るケースは、

当然ながら、”納税”

 

税金を払いたくないから
粉飾する。

 

”利益が少ない”で焦るケースは、

”銀行融資”

 

これでは融資が受けられないからと、
粉飾する。

 

これらは、

タイムリーに数字を把握することで、

”事前に対処できたはず”

なんですよね。

 

もちろん、

すべてが思い通りいくわけではありませんが、

少なくても、

”動けた”

何らかの動きは出来たはずなんです。

 

ということで、

中小企業の場合は、
オリンパスのように
株主から訴えられるということはないでしょうが、

”税務署や銀行”

こことのトラブルは
十分に考えられます。

 

そして、

結果的に
お金を失うケースが多いです。

 

つまり、

”粉飾決算はおいしくない…”

 

タイムリーな数字の把握で
早めの行動、

これが

精神衛生上、一番です。

 

粉飾なんてしてしまったら…、

 

「いつバレるんだ…」

ビクビクしながら
過ごすことになりますよ…。

 

 

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