経営と時代。 

「私たちにできる一番のことは
(地球のために)与える害を最小限にすること」

 

これは、
自社の古着を買い取り、リセールをする
「Worn Wear」日本支社長である
マーティ・ポンフレー氏の言葉です。

 

SDGs(持続可能な開発目標)
ひとつのテーマになりつつある昨今ですが、

これは、
口で言うほど簡単なことではありません。

 

なぜなら、

”利益と、社会的責任”

これは、
基本的には反比例するものだからです。

 

たとえば、
「Worn Wear」のようなアパレル業界であれば、

当然ながら、
お客さんにどんどん買ってもらった方がいい。
利益になりますからね。

 

しかし、

その裏では、
買った服の6割以上が処分されている、
この現実があるわけです。

 

また、

2019年度・衣料品市場のデータでは、
市場に供給された総アイテム数が

”約28億点”

これに対して、

売れ残りの点数が、

なんと…、

 

”約14億点!”

約半分が売れていないのです。

 

ということで、

「Worn Wear」では、

”必要ないモノは、買わないで”

そんなポップを
店内に設置しているのです。

 

売上を増やすためのポップを、
売上を減らすために使う…、

 

これまでの経営では、
なかなか考えられない取り組みですよね。

 

「Worn Wear」では、
リサイクルを考える前に、
まずは、消費そのものを減らす。

そして、

一度買ってもらったものを長く使ってもらい、
いらなくなったら、
捨てるのではなく、戻してもらう。

 

この循環型ビジネスを行うことで、
冒頭の、

「私たちにできる一番のことは
(地球のために)与える害を最小限にすること」

これを実現しようとしているわけです。

 

しかし…、

繰り返しになりますが、
これは簡単なことではありません。

 

ビジネスには、
利益、言い方を変えれば、”お金”

これが絶対的に必要だからです。

 

いくら綺麗事を言ったところで、
お金がなくなれば、倒産するのみ。

”利益と社会的責任”

この相反する2つを同時に実現すること…、
かなりの難題です。

 

昔なら…、

利益追求型でもやっていけたかもしれませんが、
時代は変化する。

時代とともに、
経営の在り方も変わるのです。

 

ということで、

”SDGs(持続可能な開発目標)”

この言葉が
一般的にも広まりつつある今、
利益追求型だけではやっていけない時代が
すぐそこまで来ています。

 

あなたの会社の
社会的責任はなんですか?

それをどうやって実現しますか?

そのためのお金はどうしますか?

 

自分だけ儲かればいい…という考えだと、
生き残れない時代が
確実にやってくるのです。

 

 

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