インタビューしてますか? されてますか?

「穴熊社長は会社を潰す」

 

これは、
経営コンサルタント・一倉定さんの言葉です。

 

穴熊社長 = 社長室に閉じこもっている社長は、
お客さまを知らない。

お客さまを知らなければ、
お客さまの求めているものが分かるはずありませんよね。

 

結果、

会社は倒産へと向かっていく…、

ということです。

 

これと同じようなことが、
日本企業の新規プロジェクトでも起こっているという
新聞記事を読みました。

 

どんな記事だったかというと、

新規プロジェクトの現場では、
社内に閉じこもって延々と会議を行い、
資料作りに没頭しているというのです。

 

社内に閉じこもっていたら、
穴熊社長と一緒ですよね。

 

確かに、

ネットでも
お客さまの声を拾えるかもしれません。

 

あるいは、

調査会社に依頼して、
自分自身が動かなくてもいいかもしれません。

 

ですが、

直接聞くのとでは、
”感じ方”はやっぱり違ってきますよね。

 

その新聞記事では、
アメリカのケースも載っていました。

 

アメリカ、

たとえば、
シリコンバレーを歩いていると、

スタートアップ企業の人や、学生に呼びかけられ、
突然インタビューを受けることがあるそうです。

 

「どんな食生活をしているのか?」

「どんな働き方をしているのか?」

などなど、
いろいろなテーマでインタビューされるそうです。

 

そのインタビューは、

アンケート形式ではなく、

”なぜ?”

を繰り返すことでの深掘りをしているとのこと。

 

なぜなら、

アンケート形式は、
楽な分、
回答が浅くなってしまうからなんですね。

 

人間は、

実際の発言(Say)

行動(Do)

その背後にある考え(Think)

感情(Feel)

が同じではなく、
矛盾していることがあります。

 

たとえば、

「今日の朝食はいらない」

この発言の裏には、
いくつもの答えがありますよね。

 

昨日の夜、食べ過ぎたのかもしれないし、
出掛けた先で食べるのかもしれない、

あるいは、
体調が悪い、

さらには、
仕事や学校に何か問題があって、
行きたくない心理が働いている…、

など、
いくつも原因は考えられるわけです。

 

この答えを知るためには、

「今日、朝食を食べましたか?」

はい、

いいえ、

で答えてもらうだけでは
当然わかりません。

 

直接話して、
聞いていくしかないのです。

 

つまり、

”お客さまの求めているものは、
お客さまに聞くのが一番”

ということです。

 

その際には、
なるべく直接話すこと。

 

話す口調だったり、

話すスピードだったり、

表情だったり、

仕草だったり、

 

レポートでは文字言語化されないことを
感じることが出来るからです。

 

その直接感じたことは、
きっと、企画などにも活かされるはずです。

 

ということで、

お客さまの声を聞きましょう!

 

インタビューという畏まった形式でなくても、
普段から聞こうと思うことです。

 

聞こうと思うことで、
今まではスルーしていたことも
引っ掛かってくるはずです。

 

お客さまのとの会話の中に、
新たな事業のヒントがあるのです。 

 

 

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