知ってますか? 管理職の本当の役割。

”管理職とは、部下を管理する人”

多くの人はこう思っていると思います。

 

部下の仕事の面倒を見て、

時には叱咤し、

時には相談に乗り、

そうして、
仕事をうまく回していく人。

 

確かにこれも正しいと思うのですが、
本当の役割は別にあります。

 

それは、

”社長の意図を実現する人”

です。

 

これは、
経営コンサルタントの一倉定さんが言っていることですが、
この考え方は、中小企業にとっては、特に大切だと思うのです。

 

本来は、
社長が社員一人一人、全部を見ればいいのですが、
現実的には難しい。

 

だから、
社長の代わりに、
管理職が、”社長の意図の徹底を図る”

これが、本当の役割なんですね。

 

この考え方を管理職が持っていることで、
組織がまとまりやすくなるわけです。

 

ただし、
言うまでもありませんが、
社長の意図が正しいものであることが大前提です。

 

”自分だけ儲かればいい”

”成功するためには、法を犯してもいい”

なんてものであれば、成り立たない話です。

 

”お客さまのためになる”

”世の中のためになる”

”従業員が幸せになる”

これらを実現するためのものでなければ
成り立ちません。

 

ということで、
管理職の本当の役割は、

”社長の意図を実現する人”

なんですね。

 

そして、

こういう管理職になってもらうために欠かせないことがあります。

 

それは、

”社長の方針を示すこと”

 

経営理念やビジョン、ミッションなどがそのひとつですが、
明確な方針を示さないことには、
社長の意図など伝わるはずがありません。

 

だから、
社長は自らの言葉で発信しなければならないのです。

 

ただし、
注意点があります。

 

それは、

”紙”にする、

ということです。

 

社長が自らの言葉で語ることも重要ですが、
言葉は、発した瞬間に消えてしまいます。

 

心に刻まれて残るという考え方もありますが、
時の経過とともに、違う方向に変換されてしまうこともあります。

 

ということで、
社長の明確な方針を、紙に残しましょう。

 

そうすることで、

解釈のズレを少なくする、

言った言わない論争にならない、

紙で残るからこそ、社長も逃げられなくなる、

結果として、
実現可能性が高まるわけです。

 

まずは、管理職の定義を変えてみましょう。

 

管理職とは、

”部下を管理する人”

ではなく、

”社長の意図を実現する人” 

 

こうすることで、
会社の成長スピードが速くなるかもしれません。

 

 

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