上場してしまうと…。

フリマアプリの「メルカリ」が苦しんでいますね。

2019年10~12月期の
営業赤字が68億円。

 

これは、
前年同期比の6倍です。

 

赤字幅が広がった理由は、

・国内事業の成長鈍化

・スマホ決済への投資

・海外事業への投資

です。

 

上場すると…、

 

知名度アップや、
資金調達というメリットがある反面、

”成長しなければならない”

という使命を背負うことになります。

 

そうすると…、

 

無理やりにでも、
何らかの成長戦略をひねり出して、
投資していかなければなりません。

 

つまり、

経営の自由度は消えるわけです。

 

たとえば、

メルカリであれば、
本来は、
国内事業にもっと集中すべきだったと思います。

 

国内の需要をもっと掘り起こして、
流通総額を増やすことに
お金を掛けるべきだった。

 

2019年10~12月の
国内フリマアプリの流通総額は、
1,544億円。

 

これは、
前年同期に比べて20%の伸び。

伸びてはいますが、
2018年10~12月が、
50%の伸びだったことを考えると、

スマホ決済への投資、
海外事業への投資の前に、
やるべきことがあったのではないかと…。

 

たとえば、

スマホ決済事業のメルペイは、
PayPayに比べると、
どこか中途半端な感じがしてしまいます。

スマホ決済のorigamiを買収しましたが、
PayPayとの差を埋めるまでになるのかは…、

未知数ですよね。

 

ということで、

成長戦略をつくることは、
もちろん大切ですが、
無理やりでは意味がありません。

 

まぁ、

メルカリが無理やりかは分かりませんが、
成長しなければならない

”焦り”

みたいなものは感じますよね。

 

”優先すべきものは何か?”

これをしっかりと考えて、
土台をつくっていく。

 

土台も出来ていないうちに、
あれもこれも手を出してしまったら、

”もろい家”

が出来るだけです。

 

とはいえ…、

アプリ開発が経営の肝であるメルカリは、
上場しての資金調達は必須だったんでしょうね。

 

”何かを得れば、何かを失う”

この世の中は、
正負の法則で出来ていることを
改めて考えさせられます…。

 

 

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