企業内に不要な〇〇家。

言うまでもありませんが、
経営者は実務家であるべきです。

 

たまに、
こんなお題で研修をすることがあります。

 

「あなたにとっての強い会社とは、どんな会社?」

 

そうすると、
いろいろな意見が出てきます。

 

・ビジョン・理念がしっかりしている会社。

・財務状況がよい会社。

・組織がしっかりしている会社。

・ヒット商品、定番商品を持っている会社。

・社長にカリスマ性がある(求心力がある)

 

などなど、たくさんの意見が出てきます。

 

どれも、
強い会社の条件のひとつになり得るものだと思います。

 

そんなこんなで、
みんなでディスカッションして、
強い会社の定義を決める。

 

ここまではいいのですが、
問題はここからです。

 

何のために”強い会社の定義”を決めたのか?

 

それは、評論するためでは、もちろんありません。

 

その、決めた ”強い会社の定義” を理想像とし、
実現に向かって行動するためですよね。

 

つまり、

”評論家はいらない”

ということですね。

 

この当たり前のことを、
企業内では、たまに忘れてしまいます。

 

みんなで話し合って決めたものの、行動が伴わない…。

次回の会議では、
その行動しなかったことを、ああだこうだと分析する…。

で、結局動かない…。

 

みんなが評論家になってしまっている会議が
現実にあります。

 

そうならないようにするためのひとつは、
決めたことを”見える化”しておくことです。

 

たとえば、

壁に貼りだしたり、

パソコンのデスクトップ画面にしたり、

手帳に書いたり、 

決めたことを忘れないようにする。

 

あとは、
ガントチャートのような工程表をつくることも大切ですよね。

人間には締切効果があります。

締め切りを明確にすることで、
何とか間に合わせようと、行動するようになります。

 

ということで、
企業内に評論家は必要ありません。

社長をはじめ、みんな実務家であるべきです。

 

話し合って決めただけで安心するのはやめて、
具体的に動いていきましょう。

 

評論家はいらないのです。 

 

 

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