捨てられないもの…、ありますか?

”今年の忘年会はなし!”

そんな決断をした企業が
多いようですね。

 

理由はもちろん、”コロナ”

 

ということで、

本来、

年末年始が稼ぎ時である飲食店にとっては
大打撃。

 

”存続か、廃業か”

試練の年末年始になる飲食店も
多いとのこと。

 

今年の飲食業界は…、

ホント、試練の連続ですよね…。

 

この試練を乗り切るために、
各企業、さまざまな努力をしているわけですが、

乗り切るための大切な考え方を、
寿司やとんかつなど、数々の飲食店を展開している

「がんこフードサービス」小嶋達典社長が
インタビューで答えていました。

 

その考え方は、

”従来の考え方を、すべて捨てる”

 

言い方を変えれば、

”ゼロベース思考”

 

小嶋社長は、
次のように答えているのです。

 

「売上が立たず、
これまでの考え方を、すべて捨てた。

従業員の配置を見直したほか、
生け花やサンプルケースといった店内の装飾まで、
削れる部分を削った。

最終的に、約200項目を洗い出し、
販売管理費を前期比25%削減した。

それでも足りない。

2021年7月期決算までに、
もう5%減らしたい」

 

つまり、

前期比で30%のコスト削減をする、

ということですよね。

 

そのためには、

いままでと同じやり方をしていたのでは
とても削れない。

 

正確に言えば、
単純に削るだけなら出来るかもしれませんが、

”品質を維持する、さらに、品質を向上させる”

これらを同時に満たすとなると、
考え方そのものを変えないと
難しいですよね。

 

私たち人間は、
どうしても
良かったときを忘れられません。

 

たとえば…、

 

”過去の栄光を、いつまでも語っている人…”

こうなってしまうと、

”新しい発想で前進する”

これが
なかなか出来なくなってしまいます。

 

そうならないためには、

思い切って、”捨てる”

 

いったんゼロになる、

これが重要なんですよね。

 

ゼロになることで、
新しい発想が生まれやすくなります。

 

とはいえ…、

 

”言うのは簡単、実行するのは難しい…”

良かったときの記憶を消すのは、
そう簡単なことではありません。

 

しかしながら、

”過去は過去”

その過去が応用できない現在であれば
捨てるしかないのです。 

 

家で考えれば、

このコロナ禍は、
リフォームでは済まない。

 

一度取り壊して、
新たな家を建てる、

それぐらいの感覚が必要だと思うのです。

 

捨てることは勇気がいることですが、

”捨てることで、手に入ることもある”

 

世の中は、

”正負の法則”

何かを得れば、何かを失う、
何かを失えば、何かを得るのです。

 

 

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