”M銀行って、いつまでかかるの?”
日本のメガバンクであるM銀行…、
って、
あっ!
日本のメガバンクって、
すべて”M銀行”でしたね…。
まぁ、それはいいとして、
その、
あるM銀行は、
合併後、
いまだに、
ATMを停止したうえでのメンテナンスを
やってますよね。
合併してから何年?
もう15、6年経っていると思うのですが、
いまだにうまく統合できていない印象です。
ということで、
企業合併は、なかなか難しいものなんです。
最近は、
中小企業でも合併の話が多く、
私のお客さまでも話題になるのですが、
実現するものは、そう多くはありません。
それはなぜか?
そもそも、
合併には、極論すれば2つしかありません。
それが、
A社 > B社
A社 = B社
つまり、
どちらか一方が強いか、
あるいは、
対等か、
この2つです。
2つしかない合併ですが、
どちらも二の足を踏んでしまう要素があるんですね。
まず、
A社 > B社
A社の方が強く、B社の方が弱い。
いわゆる”吸収合併”というタイプです。
この場合、統合作業は比較的やり易くなります。
というのも、
A社の立場が強いので、A社主導で行えばいいからです。
しかしながら、問題もあります。
それは、
B社に価値があるのか、ないのか?
ということ。
吸収合併の場合は、
誤解を恐れずに言えば、
”B社を救う”
という意味合いで行われるものもあります。
そうすると…、
わざわざリスクを背負って、価値のないB社を吸収するのか???
A社は二の足を踏んでしまうのです。
もうひとつの、
A社 = B社
いわゆる”対等合併”というタイプです。
この場合は、
吸収合併とは違い、お互い価値があるのですが、
吸収合併よりも難しい面があります。
それが、
”対等という言葉の呪い”
です。
対等合併ということは、
A社とB社は、文字通り”対等”
ということで、
お互いに譲らず、統合作業が進まないということがあるのです。
現実問題として、
合併したはいいけど、
本部が2つ、
営業部が2つ、
仕入部が2つ、
総務が2つ、
経理が2つ
…、
つまり統合できずに、
合併前の、そのままの状態を維持しているところもあるのです。
「合併しなくてもよかった…」
これでは笑い話にもなりませんよね。
ということで、
対等合併にも、二の足を踏んでしまう要素があるのです。
この不安要素である
統合作業が進まない原因のひとつが、
”対等”の定義が間違っていることです。
対等 = ”同じ”
ではなく、
対等 = ”お互いを尊重する”
この定義を守って、
どちらかが主導権を握り運営していかなければ、
いつまで経っても統合なんてできません。
あとは、
”統合後をきちんとイメージすること”
「まぁ、その辺は合併してから考えましょう」
ではなく、
合併前にきちんと話して、
お互いのイメージをすり合わせておく。
つまり、
合併前にどれだけお互いを理解できるか?
これが大切なんですよね。
”企業の結婚”が合併ですが、
結局、それを動かしているのは、”人”です。
理解し、理解される関係…。
これがないとうまくいかないということですよね。
↓クリックして頂けると嬉しいです!(ランキングに飛びます。ご協力ありがとうございます。)
<無料>のメルマガでは、ブログでは書けない情報も公開しています!
経営が楽しくなる "ちょっとした差” 教えます。
”2作連続、Amazon<総合>ランキング1位獲得著者”
税理士・社外CFOパートナー村田栄樹の<経営メルマガ>
https://brutality-ex.jp/fx38664/iroha001
一緒に、よりよい経営を目指してみませんか?