評価基準で損?

コンビニのローソンで、
ある問題が発覚しました。

 

それが、

”収入印紙の購入による、売上高かさ上げ”

 

ローソン社員の間では、
自身が開店を担ったフランチャイズ店で
収入印紙を大量に買い、
売上高をかさ上げする行為が横行していたとのこと。

 

その理由は、

”評価制度”

 

ローソンでは、
手掛けた店舗数が多ければ多いほど
賞与が増える。

 

ただし、

出店した翌月の
1日あたり売上高が
当初の年平均予測の80%に届かないと
1店とは認めない。

 

それだけでなく、

65%に届かないと、
マイナス1店。

 

つまり、

自身の賞与を守るために、
収入印紙を大量に購入していたというわけです。

 

収入印紙であれば、
金券ショップで
簡単に換金できますからね。

 

中には、

1回の購入で100万円以上というのも
あったとのことで…、

 

それは…、

本部でもおかしいと気づきますよね…。

 

ということで、

 

現在は、
収入印紙の売上については、
評価から除外しているようです。

 

このように、

評価制度は、
本当に難しいですよね。

 

業績を良くするために設けたはずの評価制度が、
不正に利用されてしまう、

それだけでなく、

評価制度によって
かえって
業績が悪くなってしまうこともあるのです。

 

よくあるのは、
今回のローソンのような、

”売上高基準”

 

評価の対象を売上高にしてしまうと、
かえって業績が悪くなることがあります。

 

どういうことか?

 

企業にとって大切なのは、
あくまで、”利益”

儲けですよね。

 

売上高と、利益は違います。

簡単に言えば、

売上高 - コスト = 利益

 

つまり、

評価の対象を売上高にしてしまうと、

”利益を度外視”

 

コストを掛けるだけ掛けて、
売上高をアップさせようとする人も
出てくるということなんですよね。

 

ということで、

評価基準をつくるときには、

”利益思考”

これが大切です。

 

会社の利益にどれぐらい貢献したのか?

この観点からつくることをオススメします。

 

とはいえ、

完璧な評価基準はありません。

 

実践 → 修正

これを繰り返しながらの
バージョンアップは必要です。 

 

あとは、

”公平性”

 

これも完璧なものは難しいのですが、
完璧を目指すことは必要です。

 

不公正を感じたら、
社員は一気にやる気がなくなりますからね…。

 

あなたの会社の評価基準は、
会社の業績が上がるようになっていますか?

 

 

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